超有名撮影ポイントとしても名高い通称サントリーカーブ
名前の由来は撮影している後方にサントリーの大きな工場が建っている事から。レンガ造りの洋風味のある工場である。
このポイントは短い区間だけ線路に沿って道路が敷設されており、その道路から撮影するポイント。しかし、2008年7月上旬より線路脇に2m弱の高いフェンスが設置されたため、撮影するには脚立などが必要となる。撮影する際には、くれぐれも沿道の邪魔にならないようにしていただきたい。
線路が上下線合計4本敷設されているアーバンネットワークの心臓部のため、ラッシュ時以外でも列車の本数が多く、形式の種類も多いため飽きが来ない場所である。
この場所では上り(京都方面)への外線を撮影する事が有名であるが中線も撮影可能である。また、場所によってはその場から動かずに振り返るだけで下り(大阪方面)線のカーブに進入する直前の列車を中線、外線問わず撮影する事ができる。だが、下り列車を撮影する場合は車両の排障器(スカート周辺)部分に保線機器などが写り込んでしまう事もあるので注意したい。
特徴
場所によっては上下列車の撮影が可能。
構図に関しては、撮影する沿道が坂道となっているため、大阪方面へ歩くと徐々に高位置となり、列車を軽く見下ろす形の構図となる。他に坂道の中腹でも障害物がなく撮影できる場所が1ヶ所(ガードレールの切れ目付近)、坂道の下方でも1ヶ所(ガードレールが軽く曲げられている付近)撮影が可能である。この3ヶ所では、特に障害物などにこだわらなければ下り列車も撮影できるので、急な珍列車接近時にも対応できる。好みに合わせて撮影してみていただきたい。
また、サントリーカーブ間近には踏切があり、動画を撮影すると警報機音は避けられないが、カーブで列車接近に気付きにくい地形ながら、この音を頼りに確実に接近を知る事ができスタンバイがしやすい。踏切以外にも、4線全ての信号が目視できる場所に設置されており(下り線は2線とも中継信号)、4線のどの線路を走行する列車が接近しているかも把握しやすい(列車の本数が多いので同時に全てが進行現示になったりもするが…(笑))。
カメラのレンズ望遠はそれなりにズームできれば望ましい(画像は約350mmで撮影)。
編成は貨物列車などの長大編成では後ろは切れてしまううえ、短編成すぎても先頭車しか写らなかったりするので、このような条件ではあまり向かない。位置によって差はあるが、望遠機能が充実していれば6〜12両くらいがベストと思われる。
許容人数
架線柱などが入らない場所が数ヶ所あるため、強く構図にこだわらなければ許容人数は30名前後までと思われる。
順光時刻
上り線の順光時刻は午前中となる。午後は未確認のため不明。
駐車スペース
駐車スペースは、沿道の踏切付近にある花壇脇に数台だけ駐車できるスペースがあるが、明らかな路上駐車に当たるため、サントリーの警備員に移動を迫られる事も覚悟していただきたい。
また、センターラインもなく決して広くはない道路であるが、サントリー工場見学用の大型バスや、貨物輸送のトラックなども行き来するためこの場に駐車は避け、最寄り駅の山崎駅まで鉄道を利用する事をお勧めする。
公共交通アクセス
このポイントからは山崎駅が見えるほど比較的近い距離に位置するため、山崎駅まで列車を利用し、そこから10分ほど大阪方面へ歩いてこのポイントへ来る事がベストと思われる。
主な通過列車
貨物列車牽引形式
EF65[岡]、EF66[吹]、EF200[吹]、EF210[岡]、EF81[富]、EF510[富]
客車列車
EF81+客車(日本海)、EF81+客車(トワイライトエクスプレス)
電車形式
207系、221系、281系(はるか)、283系(オーシャンアロー)、223系、321系、381系(くろしお系)、383系(ワイドビューしなの)、485系(雷鳥)、583系(きたぐに)、681・683系(サンダーバード)
気動車形式
キハ85系(ワイドビューひだ)、HOT8000系(スーパーはくと)など…

*撮影地簡易紹介*
撮影可能路線JR京都線上下
許容人数30人前後
順光時刻午前中
周辺駐車スペース僅かにあり
鉄道アクセス良い
地図(Map Fan)コチラ

その他参考画像
短編成(6両)の撮影 大阪方面(下り)の撮影


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